この記事では、レゴロボット教室の特長や、子どもたちがレゴロボットプログラミングを学ぶメリットについて、わかりやすくご紹介します。レゴブロックを使った教育がどのようにして創造性や問題解決能力を育むのか、またSTEM(科学、技術、工学、数学)教育にどのように貢献しているのかに焦点を当てて解説します。レゴロボット教室はただの遊びではなく、子どもたちが楽しみながら重要なスキルを身につけることができる場所です。レゴロボット教室がどのように子どもたちの学びと成長を支援するか解説していきます。
目次
レゴロボット教室とは?
レゴロボット教室は、レゴブロックを使ってロボットを組み立て、そのロボットをScratch(スクラッチ)やPython(パイソン)などでプログラミングして動かすことで、ロボットプログラミングについて学べる教室です。
ロボットの組み立てやプログラミングを通じて、創造力、問題解決能力、論理的思考力を養えます。
⇒ 関連ページ:子ども向けプログラミングロボット教室をご紹介|教室の選び方も
⇒ 関連ページ:レゴプログラミング教室の紹介|プログラボの料金や教材を徹底解説
レゴロボット教室で使われている教材は?
レゴ® エデュケーション SPIKE プライムセット
出典:https://education.lego.com/ja-jp/products/-spike-/45678/
レゴ® エデュケーション SPIKEプライム(LEGO Education Spike Prime)セットは、年長などの幼児から、小学生や中高生向けに開発されています。
レゴプログラミング教室のプログラボでは、こちらのレゴ® エデュケーション SPIKE プライムをメイン教材として使用しています。
STEM(科学、技術、工学、数学)分野に焦点を当てており、ベーシックセットよりも複雑なロボットの組み立てを行ったり、プログラム言語ScratchやPythonを使用した高度なプログラミングを行えます。
また、拡張セットを組み合わせることで、プログラミングの幅をさらに広げることもでき、お子さまの想像力も豊かになることでしょう。
レゴ® エデュケーション SPIKE ベーシックセット
出典:https://education.lego.com/ja-jp/products/lego-education-spike-essential-set/45345/
レゴ® エデュケーション SPIKEベーシック(LEGO Education Spike basic)セットは、小学校低学年から中学年向けに開発されたプログラミング・ロボット教材です。スマホやタブレット、パソコンのアプリを使用するため、直観的な操作で手軽にプログラミングを学ぶことが可能です。
教育版レゴ®マインドストーム® EV3
出典:https://www.lego.com/ja-jp/kids/sets/mindstorms/mindstorms-ev3-0729302d5ae04b5d88a30c2dd6d7afba
レゴ社が開発した教育用のロボットプログラミング教材で、現在でも引き続き使用されている教材です。すでに製造が終了しており、代わりに「レゴ® エデュケーションSPIKE™ プライム」が後継機として販売されています。
入力・出力端子の差込口が各3つずつあり、高度なロボット製作が可能です。国際的な世界大会である「WRO国際大会」や「ETロボコン」で使用実績もある有名な教材です。
使用可能なプログラミング言語も多く「Python(パイソン)」「C/C#」「Java(ジャバ)」「mRuby(エムルビー)」にも対応していて本格的なプログラミングが学べます。
⇒ レゴ(LEGO)マインドストームEV3について詳しくはこちら
レゴ® WeDo2.0
「レゴWeDo2.0」は、小学校低学年のお子さんにおすすめのレゴプログラミングキットです。ロボット工学やプログラミングの初歩を学べる学習教材で、かんたんなロボットの構築やプログラミングを通じて、科学的概念や計算機的な思考を学べます。
専用アプリにはサンプルのプログラムが搭載されており、画面の指示にしたがって操作するだけでプログラミングを学習しやすい工夫も魅力です。すでに公式販売はされていないため、後継キットの「レゴ® エデュケーション SPIKE™ プライムセット」が人気を集めています。
レゴロボット教室で学ぶ3つのメリット
STEAM教育に最適
レゴロボット教室で学ぶ1つ目のメリットは、STEAM教育(Science、Technology、Engineering、Art、Mathematicsの略)に最適なことです。この教室では、科学、技術、工学、芸術、数学といった分野が統合された教育を提供し、子どもたちが多角的な視点で問題を捉え、創造的に解決する力を育てます。
近年、文部科学省は、STEAM教育を通して小学生・中学生に理科や数学への関心を高めるカリキュラム作りを推奨しています。
(参照:STEAM教育等の教科等横断的な学習の推進について)
レゴロボット教室で学ぶことで、子ども達は自然とSTEAM教育を学び、考える力を育むことができます。
問題解決能力や論理的思考力を養える
レゴロボット教室で学ぶ2つめのメリットは、問題解決能力や論理的思考力を養えることです。子どもたちは、レゴブロックを使ってロボットを組み立て、プログラミングする過程で、さまざまな課題を解決していきます。その中で、原因を理解し、可能な解決策を考え、試行錯誤を重ねる必要があります。このプロセスを通じて、子どもたちは自然と問題解決能力を発達させることができます。
※レゴプログラミングについてこちらのページで詳しく紹介しています。
創造性や想像力を育む
レゴロボット教室で学ぶ3つめのメリットは、子どもたちの創造性や想像力を育むことです。
教室では設計書に沿ってレゴブロックを組み立ててロボットを作ります。さらに完成したロボットに、自由にパーツを組み合わせて、オリジナルのロボットをデザインできます。そのため、創造性や想像力が自然と促されます。
また、プログラミングの段階でも、さまざまな機能をロボットに実装するために、どのように命令を組み合わせ、順序付けるかを考える中で、子どもたちの想像力が鍛えられます。
レゴロボット教室は、子どもたちが自分のアイデアを形にし、それをカタチにして実現する喜びを体験できる場所です。この経験は、創造性や想像力を刺激し、未来のあらゆる分野で役立つ重要なスキルを育むことに繋がります。
レゴを使ったロボット教室の種類
レゴを使ったロボット教室は、「レゴロボット教室」と「レゴスクール」の二種類があります。
レゴロボット教室では、レゴブロックの教材を利用してプログラミングを学べる教室です。
一方、レゴスクールはレゴ社が直接運営するスクールで、教室数が多くないため、通えるエリアが限られています。
どちらの教室もレゴを使ってプログラミングを学ぶことは共通していますが、教材の種類、教材費、カリキュラムが異なります。詳しくは、子ども向けプログラミングロボット教室の記事で解説していますので参考にされてみてください。
ロボット作り教室の選び方は?
お子さまがロボット作り教室で無理なく学び、通うためには、下記3つのポイントを意識するのがおすすめです。
- 受講料や教材費などの料金で選ぶ
- カリキュラム内容で選ぶ
- 教室の雰囲気やアクセス
受講料や教材費などの料金で選ぶ
ロボット作り教室では、月謝だけでなく入学金や教材費も必要な場合があります。そのため、月謝だけでなく年間の費用を把握し、無理なく通えるか検討しましょう。たとえば、下記はロボット作り教室の初月と年間にかかる費用表です。教室によって初月や年間費用が大きく異なるのが分かります。
プログラボ | A社※2 | B社 | C社 | |
入会金 | 無料 | 1~2万円 | 1万円 | 1.5万円 |
教材費 | 無料 | 2~4万円 | 無料 | 1~2万円 |
月額 | 1~1.5万円 | 1~2万円 | 1~1.5万円 | 1万円 |
年間費用 | 12~18万円 | 15~30万円 | 13~19万円 | 14.5~15.5万 |
※1 東京都に9店舗以上ある教室で比較
※2 A社のみに月4回(他は月3回)
とくに、プログラミングが初めてのお子さまで、毎回きちんと通えるか不安な場合は、初月費用が高額でない教室がおすすめです。
プログラボは入会金&教材費0円、月謝以外の費用はかかりませんので、ご家庭での経済的負担を最小限に抑えて通えます。
カリキュラム内容で選ぶ
次に、開講されるコースやプログラム内容を確認してみましょう。お子さまが「面白い!」「楽しい!」と興味を持って取り組めカリキュラムや、創意工夫を育む講座であれば、より積極的に通えるためです。
教室によっては、ロボット製作やプログラミング授業の内容が大きく異なり、講座内容によってはお子さまが、難しさや物足りなさを感じる場合もあります。その他、規模の大きい教室では、ロボットの全国大会や競技に力を入れているため、生徒同士での協調性や競争力を育めます。
プログラボでも、「WRO(World Robot Olympiad)」への出場をはじめ、生徒が競う「プログラボカップ」などを開催しています。
教室の雰囲気やアクセス
教室の雰囲気や、ご家庭からのアクセスも重要なポイントです。どんなに好きな習い事であっても、教室の雰囲気が合わなかったり、教室まで遠い、アクセス方法が複雑だったりすると、子どもの通う意欲が薄れてしまいます。
東京メトロが運営するプログラボの教室は、駅やバス停から近くアクセスしやすいのが特長です。また、体験授業・ワークショップを開催していますので、ぜひ受講して教室の雰囲気を体験してみてください。実際の授業の様子や、先生・講師の指導方法、生徒の学ぶ雰囲気を確認することで、お子さまが長く通えるか見極められます。
プログロボでも無料体験会を開催中ですので、ぜひお気軽にご参加ください。
人気のロボット作り教室は?
プログラミング教育の必修化にともない、プログラボをはじめ、ヒューマンアカデミー、ロボプロ、レゴスクール、リタリコワンダーなど、全国に多数のロボット教室が開講されています。
その中で、プログラボは初心者から経験者、上級者まで、さまざまなレベルの子どもたちが通える幅広い年齢層に対応したコースを提供しています。ロボットを組み立てるだけではなく、子どもたちが自分のアイデアを形にする過程を重視。各コースでは、プログラミングの基礎から始まり、ロボットのセンサーやモーターの仕組み、ロジックの構築、さらには複雑なアルゴリズムの理解まで、段階的に学びます。
⇒プログラボのカリキュラムについて詳しくはこちら
プログラボは、入会金や教材費が一切かからず、月謝以外の追加費用がありません。経済的な負担を最小限に抑えつつ、子どもたちがロボット作りとプログラミングを総合的に学べます。
プログラボはレゴプログラミングを使ったプログラミング教室!
全国各地に教室を開校しているプログラミング教室「プログラボ(ProgLab)」では、レゴプログラミングロボットを活用したプログラミング授業を行っています。
入会金や教材費は無料で、月謝のみで学べるのが嬉しいポイント。
「レゴプログラミングを学ばせたいけど教材費が高すぎる」と感じている方におすすめです。ちなみに、プログラボでは休んだ際に同じ週内であれば授業を振り替えられるので、急な用事があっても安心。
プログラボでは無料体験レッスンを開催していますので、お子様に合うかどうか見極めるためにも、ぜひ実際に足を運んでみてください。
ブロックロボットプログラミングを体験できる東京メトロ・プログラボの教室
東京メトロが運営するプログラボは東京、千葉、神奈川にスクールを開設しており、無料体験授業を開催しています。各教室の詳細、無料体験のお申し込みは詳細をご覧ください。
東京都のロボットプログラミングが体験できる教室
- 晴海校(2024年4月開校):都バス「ほっとプラザはるみ前」より徒歩3分 ※詳細
- 目黒校:東京メトロ南北線・JR山手線・東急目黒線・目黒駅 徒歩3分 ※詳細
- 茗荷谷校:東京メトロ丸ノ内線 茗荷谷駅 徒歩1分 ※詳細
- 本郷三丁目校:東京メトロ丸ノ内線 都営大江戸線 本郷三丁目駅 徒歩1分 ※詳細
- 月島校:東京メトロ 有楽町線 月島駅 徒歩2分 ※詳細
- 葛西校:東京メトロ東西線 葛西駅 中央出口(高架下)徒歩2分 ※詳細
- 曳舟校:京成曳舟駅から徒歩1分/東武スカイツリーライン曳舟駅から徒歩3分 ※詳細
- 王子校:東京メトロ南北線 JR京浜東北線 王子駅 徒歩4分 ※詳細
- 赤塚校:東京メトロ有楽町・副都心線 赤塚駅 徒歩2分 ※詳細
- 綾瀬校:東京メトロ千代田線 綾瀬駅東口 徒歩2分 ※詳細
- 東陽町校:東京メトロ東西線東陽町駅 徒歩4分 ※詳細
- 西日暮里校:東京メトロ千代田線 都営日暮里・舎人ライナー 西日暮里駅 徒歩2分 ※詳細
千葉県のロボットプログラミングが体験できる教室
- 津田沼校:JR総武線(東京メトロ東西線直通) 津田沼駅 徒歩3分 ※詳細