プログラミング教育

ロボットプログラミング初心者向けの学習方法と教材を紹介

小学校でのプログラミング教育必修化に伴い、子どもから大人まで「ロボットプログラミング」への関心が高まっています。
このようなニーズを満たすべく、近年ではロボットプログラミングの初心者向け教材や学習方法などが多く登場しています。
この記事では、ロボットプログラミングを初心者が学ぶにはどうするべきか、ロボットプログラミングの基礎からおすすめ教材まで解説します。

目次

初心者がロボットプログラミングを学ぶには

プログラミングスキルに自信がない初心者は、専用の「ロボットプログラミング教材」で実践的に学ぶのがおすすめです。ロボットプログラミング教材なら、初心者の方でも疑問を自己解決しながら実践的に学べます。
なかには、6歳など幼い子どもでも楽しみながら学べる「レゴプログラミング」などのロボットプログラミング教材も登場しています。
一方で、初心者が独学でロボットプログラミング教材を使うと、クセが出たり、発展的な知識を学べなかったりする可能性も否定できません。
そのため、「ロボットプログラミングを通してプログラミングスキルを高めたい」と考えている場合は、基礎から発展までプロのサポートを受けながら学習できる「初心者向けロボットプログラミング教室」がおすすめです。

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そもそもロボットプログラミングとは

ロボットプログラミングとは、ロボットを制御・動作させるプログラミングを指します
ブロックや電子パーツで作られたロボットを、自身のプログラミングを通して動かせるため、子どもでも楽しみながらプログラミングを学べます。
プログラミング自体が初心者の方でも、一つひとつのプログラミングによる動作を視覚的に楽しめる魅力があり、学習を継続しやすいのがロボットプログラミング教材だとされています。
そのため、小学校から必修科目となったプログラミングに早期から慣れさせてあげたい保護者の方からも、子どもに合った初心者向けロボットプログラミングが注目を集めています。

初心者におすすめのロボットプログラミング教材

ロボットプログラミングのなかでも、LEGO(レゴ)を活用した「レゴプログラミング」は特に子どもを始めとした初心者におすすめのロボットプログラミング教材とされています。
とはいえ、ほかにもさまざまなロボットプログラミング教材があり、それぞれ対象年齢や特色が異なるのも事実です。
ここでは、初心者におすすめのロボットプログラミング教材について、対象年齢や開発元、製品の特徴を解説します。

「レゴ(LEGO)マインドストームEV3」(対象年齢:10歳~)

出典:LEGO

レゴ(LEGO)社が提供する「レゴ(LEGO)マインドストームEV3」は、10歳以上を対象年齢としたレゴプログラミングキットのひとつです。自由自在に組み立てられるレゴブロックを使って、創造力を活かしながらロボットプログラミングを行えます。
「楽しく遊ぶSTEM教育」を実現しやすく、初心者の小学生が初めてロボットプログラミングを学習するシーンでも評判です。しかし、「レゴ(LEGO)マインドストームEV3」はすでに正式提供が終了しており、在庫を確保しているロボットプログラミング教室などでしか利用できません。

レゴ(LEGO)マインドストームEV3について詳しくはこちら

「Makeblock プログラミングロボット mBot 日本語版」(対象:小学生~高校生)

出典:https://www.kenis.co.jp/mbot/

Makeblock社が提供する「Makeblock プログラミングロボット mBot 日本語版」は、小学生から高校生まで、幅広い年齢層の初心者向けロボットプログラミング教材です。
小学校のプログラミングで利用される「スクラッチ(Scratch)」に基づいて制作されており、初心者でもスムーズにロボットプログラミングを学習しやすくなっています。
また、より本格的にプログラミングを学びたい初心者に向けて、C言語に基づいて開発された「Arduino言語」と呼ばれるプログラミング言語を学習できるのも魅力のひとつ。小学生から高校生まで、それぞれの年齢層ニーズに応じた初心者向けロボットプログラミングを学習できます。

「micro:bit(マイクロビット)」(対象年齢:11歳〜)

出典:https://microbit.org/ja/

BBC(英国放送協会)主導の複数パートナーで開発された「micro:bit(マイクロビット)」は、11歳~12歳の小学校六年生向けに開発された初心者向けロボットプログラミング教材です。
イギリスでは11歳~12歳の子どもに学校の授業用として無償で配布されており、子どもが初期のプログラミングを学ぶキッカケになる教材として注目を集めています。「micro:bit(マイクロビット)」はマイコン単体のみで、コンパクトに管理しやすいのもメリットです。
LEDで文字や図形を表示するプログラミングを学んだり、温度・光センサーで検知する仕組みを作ったり、スピーカーで音を出すことや端末同士で無線通信を実験できるなど、幅広いプログラミングを学習できます。

「KOOV(クーブ)」 (対象年齢:8歳〜)

出典:https://www.sony.jp/koov/products/KOOV/

ソニーのグループ会社が提供する「KOOV(クーブ)」は、スマホやタブレットで気軽に学習できる初心者向けロボットプログラミング教材です。さまざまなブロックを組み合わせてロボットを制作でき、子どもの独自性や創造力を刺激できます。
対象年齢は8歳からですが、子どものレベルに合わせてアプリ上で学習方法を選択できるのも特徴です。実際にブロックを組み合わせなくとも、アプリのシミュレーター上で試行錯誤することもできるため、現実に近い仮想空間でプログラミング的思考力を育めます。

「LEGOBOOST(レゴブースト)」(対象年齢:7歳〜)

出典:https://www.lego.com/ja-jp/product/boost-creative-toolbox-17101

レゴ(LEGO)社が提供する「LEGOBOOST(レゴブースト)」は、レゴのロボットやカートをプログラミングで動かせる初心者向けロボットプログラミンググッズです。ロボットを動かすモーターだけでなく、距離センサーやカラーセンサーを使って多くの「仕組み」を取り入れられます。
対象年齢は7歳からで小学生のロボットプログラミングにもおすすめですが、家庭向けとなっており、教材(説明書)が付帯していない点がネックです。
初心者の方がロボットプログラミングを学ぶうえで、自主的な学習意欲を持っていなければ制作が難しい可能性も否定できません。そのため、子どもと一緒に試行錯誤しながら、意欲的にロボットプログラミングを学習したいご家庭におすすめです。

「Ozobot(オゾボット)」 (対象年齢:3歳〜)

出典:https://ozobot.castalia.co.jp

アメリカのEvollve社が開発した「Ozobot(オゾボット)」は、遊び感覚でプログラミングの楽しさを学べる初心者向けロボットプログラミング教材です。列車型おもちゃのようなロボットで、描かれた線に沿って自動で走行する仕組みです。
子どもが紙に書いたレールをもとに自動走行するため、3歳からでも楽しめる魅力があります。また、色を識別する機能もあり、異なる色で「一時停止」「Uターン」「まっすぐ」などを操作できるのも魅力のひとつ。幼少期から手軽にプログラミング的思考法を身に着けやすくなっています。

「カードでピピッと はじめてのプログラミングカー」(対象年齢:3歳〜)

出典:https://www.gakkensf.co.jp/pgc/

株式会社学研ステイフルが提供する「カードでピピッと はじめてのプログラミングカー」は、3歳からの未就学児でも楽しめる初心者向けロボットプログラミング教材です。2018年にはエデュケーショナル・トイ部門にて日本おもちゃ大賞も受賞しており、プログラミング的思考法を楽しみながら身に付けられる魅力があります。
専用のマップとカードタグを使って、専用のスマートロボットカーにピピッと読み込ませるだけでプログラミングを行えるのが特徴です。スタート地点からゴールまでどのように動かせば目的を達成できるか、道順を想定しながらカードを読み込ませるだけで、プログラミングの基礎を学べます。
その性質からスマホやタブレットも必要なく、簡単操作で論理的思考法を身につけられる知育玩具に仕上がっています。

ロボットプログラミング教材を初心者が選ぶポイントは?

ロボットプログラミング教材には、初心者向けから上級者向けまで幅広いグッズが登場しています。なかには、3歳からの知育教育に向けた知育玩具もあり、自身の求めているレベルとミスマッチだと思ったようなプログラミング学習をできない可能性も。

  • 年齢に合ったロボットプログラミング教材か
  • パソコンや専用アプリを使うロボットプログラミング教材か

年齢に合ったロボットプログラミング教材か

ロボットプログラミング教材を選ぶときは、対象年齢に沿った教材を選ぶのがベストです。一言で初心者向けロボットプログラミングと言っても、対象年齢によって実際の学習難度は大きく異なります。
そのため、対象年齢よりも高い教材を購入してしまうと、目的を達成するまでの難易度が高くなってしまい、子どもがプログラミングへの学習意欲を失ってしまう可能性も否定できません。
そのため、まずは年齢に見合った初心者向けロボットプログラミング教材を選び、慣れてきたら段階的に難易度をあげていくのがおすすめです。

パソコンや専用アプリを使うロボットプログラミング教材か

ロボットプログラミング教材の必要機器がなにかをチェックするのも大切です。初心者向けロボットプログラミング教材のなかには、パソコンや専用アプリが必要なタイプも存在します。
子どもの年齢によってはパソコンやタブレット、スマホを操作することが難しいのも事実です。場合によっては、グッズ単体で機能する初心者向けロボットプログラミング教材を利用するのもポイントです。
まだスマホを買い与えていないことが多い未就学児を対象年齢としたロボットプログラミング教材では、知育玩具としてそれ単体で機能する製品が多くなっています。

初心者がロボットプログラミングを学ぶメリット

子どものプログラミング教育が必修科目となった昨今では、初心者がロボットプログラミングを学ぶ機会が増えつつあります。ロボットプログラミングを学習すれば、以下のようなメリットを得られます。

  • STEAM教育に最適
  • 問題解決能力や論理的思考力を養う
  • 創造性や想像力を育む

STEAM教育に最適

ロボットプログラミングを初心者が活用するメリットに、近年重視されているSTEAM教育を学びやすい点が挙げられます。STEAM教育とは、「科学(Science)技術(Technology)工学(Engineering)芸術(Arts)数学(Mathematics)」をまとめた呼び方です。芸術(Arts)を除き、STEM教育とも呼ばれるケースがあります。
STEAM教育は、今後のIT社会・グローバル社会に適応した人材育成に力を入れた教育システムで、子どもの自発的な学習意欲をはじめとして「自分で学習・理解する」を促進するのが目的です。
主体的に課題そのものを見つける能力が身につくなど、AI化やグローバル化が進む将来でも活躍できる人材が育つと考えられています。

問題解決能力や論理的思考力を養う

ロボットプログラミングを学習すれば、問題解決能力や論理的思考力を身に着けられるのもメリットです。
「今なにが課題となっているのか」「どうすればそれを解決できるのか」「より効率的に実現できる解決策はないのか」を段階を踏んで思考するため、問題を効率的かつ具体的に解決する問題解決能力を養えます。
また、プログラミング的思考により、論理的な思考力を身に着けられるのもメリットです。論理的思考力を養えば複雑な課題も整理整頓してシンプルに考えられるほか、自分の中にある「伝えたいこと」を言葉として具現化しやすくなるなど、コミュニケーション面でも役立ちます。

創造性や想像力を育む

ロボットプログラミングを初心者が学習するメリットに、創造性や想像力を育める点も挙げられます。特に幼少期からロボットプログラミングに触れていれば、新しいアイデアを実際に組み合わせてトライアンドエラーを試せるため、自分の想像したイメージを具体的に構築できます。
その結果、新しいアイデアを思いつく力や、既存のアイデアを組み合わせる力を育めるのが特徴です。ロボットプログラミングが初心者でも、遊び感覚で楽しめる教材なら、子どもの独特な創造性や想像力を幼少期から育みやすくなります。

初心者はプログラミングロボット教室で学ぶのがおすすめ 

初心者向け教材を使って独自に学習することもできますが、子どもの頃からプログラミングに慣れ親しんでほしい場合は、専門のプログラミングロボット教室に通わせるのもおすすめです。
講師が生徒の理解度に合わせて段階的に指導してくれるため、つまずきを感じて子どもが挫折したり、途中で飽きてしまったりするリスクを低減できます。
また、プログラミングロボット教室なら、ほかの初心者生徒と一緒に学習できるのも魅力のひとつ。プログラミングスキルだけでなく、コミュニケーション能力や協調性も同時に育むことができるのは大きなメリットです。
小学校から必修化されたプログラミング科目に対し、幼少期からプログラミングに触れ合わせたい場合は、初心者でも楽しく学べるロボットプログラミング教室を利用してみてはいかがでしょうか。

プログラボはレゴロボットを使ったプログラミング教室!

プログラミング初心者でも楽しく体感的に学べるロボットプログラミングには、さまざまな教材が登場しています。そのなかでも、未就学児から高校生まで幅広く楽しめる「レゴロボット」を活用したプログラミング授業を行っているのがプログラボです。
プログラボではほかの生徒と楽しくロボットプログラミング学習を行えるほか、初心者の生徒でも安心してご利用いただけるよう、子どもに寄り添ってステップごとに指導いたします。
入会金や教材は一切無料で、月謝のみで学べるのも特徴です。レゴプログラミングロボットを使ったプログラミング学習に興味がおありでしたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

プログラボのレゴプログラミングコースはこちら

プログラボ無料体験会のご案内

ロボットプログラミングを体験できる東京メトロ・プログラボの教室

東京メトロが運営するプログラボは東京、千葉、神奈川にスクールを開設しており、無料体験授業を開催しています。各教室の詳細、無料体験のお申し込みは詳細をご覧ください。

東京都のロボットプログラミングが体験できる教室

  • 目黒校:東京メトロ南北線・JR山手線・東急目黒線・目黒駅 徒歩3分 ※詳細
  • 茗荷谷校:東京メトロ丸ノ内線 茗荷谷駅 徒歩1分 ※詳細
  • 本郷三丁目校:東京メトロ丸ノ内線 都営大江戸線 本郷三丁目駅 徒歩1分 ※詳細
  • 月島校:東京メトロ 有楽町線 月島駅 徒歩2分 ※詳細
  • 晴海校:都営大江戸線 勝どき駅 徒歩20分 「ほっとプラザはるみ」前(バス停)徒歩3分 ※詳細
  • 葛西校:東京メトロ東西線 葛西駅 中央出口(高架下)徒歩2分 ※詳細
  • 曳舟校:京成曳舟駅から徒歩1分/東武スカイツリーライン曳舟駅から徒歩3分 ※詳細
  • 王子校:東京メトロ南北線 JR京浜東北線 王子駅 徒歩4分 ※詳細
  • 赤塚校:東京メトロ有楽町・副都心線 赤塚駅 徒歩2分 ※詳細
  • 綾瀬校:東京メトロ千代田線 綾瀬駅東口 徒歩2分 ※詳細
  • 東陽町校:東京メトロ東西線東陽町駅 徒歩4分 ※詳細
  • 西日暮里校:東京メトロ千代田線 都営日暮里・舎人ライナー 西日暮里駅 徒歩2分 ※詳細

千葉県のロボットプログラミングが体験できる教室

  • 津田沼校:JR総武線(東京メトロ東西線直通) 津田沼駅 徒歩3分 ※詳細

神奈川県のロボットプログラミングが体験できる教室

  • 鷺沼校:東急田園都市線 鷺沼駅 徒歩3分 ※詳細
  • 海老名校:小田急小田原線・相鉄線・JR相模線 海老名駅 徒歩1分 ※詳細

無料体験についてくわしくはこちらのページもご覧ください

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