レゴプログラミングのSPIKE(LEGO® Education SPIKE)は、プログラミングやエンジニアリングの基本を身に着けるための、21世紀型スキルの学習ツールとして世界中でも大きく評価されています。
プログラボのメイン教材であり、機械学習の入門にピッタリなレゴ® エデュケーション SPIKEですが、一体どういうツールなのかよくわからないという方もいるでしょう。ベーシックセットとプライムセットにはどのような違いがあるのか、レゴマインドストームとの違いなどについても解説します。
目次
- 1 レゴプログラミングのSPIKEとは?
- 2 レゴプログラミングSPIKEの種類
- 3 レゴ® エデュケーションSPIKEアプリ(専用ソフトウェア)の動作環境
- 4 レゴプログラミングSPIKEのベーシックとプライムの違いは?
- 5 レゴプログラミングSPIKEの拡張セットも
- 6 レゴ® エデュケーション SPIKEとレゴマインドストームEV3(LEGO Mindstorms)との違いは?
- 7 レゴ® エデュケーション SPIKEに関連する教材について
- 8 プログラボでレゴ® エデュケーション SPIKEを体験しよう!
- 9 レゴプログラミング教材の授業を無料で体験してみませんか?
- 10 レゴプログラミングを体験できる東京メトロ・プログラボの教室
レゴプログラミングのSPIKEとは?
レゴプログラミングのSPIKE(レゴ® エデュケーション スパイク)は2020年1月にリリースされた、子どもたちに馴染みの深いレゴを使ってプログラミングを学べる教材です。
正式名称は「レゴ® エデュケーション SPIKE」で、プログラミングを学ぶための教育現場に特化した、レゴエデュケーションが提供するSTEAM教育教材のひとつです。WROやetロボコンなど有名なロボコンに出場できる対象製品でもあります。
対象は年長から小学生、中高生までと幅広く、カラフルなレゴブロックと段階に合わせたプログラミング方式を用いることで、遊びながら直感的にプログラミングとふれあえます。
レゴプログラミングSPIKEの種類
レゴ® エデュケーション SPIKEには、対象学年に併せて以下2つの種類があります。
- レゴ® エデュケーション SPIKE プライムセット
- レゴ® エデュケーション SPIKE ベーシックセット
レゴ® エデュケーション SPIKE プライムセット
出典:SPIKEプライム(製品番号 SPK45678)|小中高向けSTEAM教材 | LEGO® Education
レゴ® エデュケーション SPIKEプライム(LEGO Education Spike Prime)セットは、年長などの幼児から、小学生や中高生向けに開発されています。
レゴプログラミング教室のプログラボでは、こちらのレゴ® エデュケーション SPIKE プライムをメイン教材として使用しています。
STEM(科学、技術、工学、数学)分野に焦点を当てており、ベーシックセットよりも複雑なロボットの組み立てを行ったり、プログラム言語ScratchやPythonを使用した高度なプログラミングを行えます。
また、拡張セットを組み合わせることで、プログラミングの幅をさらに広げることもでき、お子さまの想像力も豊かになることでしょう。
レゴ® エデュケーション SPIKE ベーシックセット
出典:SPIKEベーシック|小学校低・中学年向けSTEAM教材 | LEGO® Education
レゴ® エデュケーション SPIKEベーシック(LEGO Education Spike basic)セットは、小学校低学年から中学年向けに開発されたプログラミング・ロボット教材です。
スマホやタブレット、パソコンのアプリを使用するため、直観的な操作で手軽にプログラミングを学ぶことが可能です。
レゴ® エデュケーションSPIKEアプリ(専用ソフトウェア)の動作環境
レゴ® エデュケーションSPIKEアプリ(専用ソフトウェア)の動作環境は下記となります。
ハードウェア | オペレーティングシステム (OS) | |
Windows | 1.5GHz Intel® Core Duo プロセッサまたはそれと同等以上4 GB RAM使用可能なディスク容量 2GBBluetooth 4.0 以降 | Windows 10 バージョン 1803以降 |
MacOS | ・ハードウェア1.5GHz Intel® Core Duo プロセッサまたはそれと同等以上4 GB RAM使用可能なディスク容量 2GBBluetooth 4.0 以降 | MacOS Mojave 10.14 以降 |
iOS (タブレットのみ) | iPad Air 2 および iPad Mini 4 以降 | iOS 13 以降 |
Android (タブレットのみ) | ディスプレイ8″以上3 GB RAM使用可能なディスク容量 3GBBluetooth 4.0 以降 | Android Nougat 7.0以降 |
Chrome OS | 1.40GHz Intel® Celeron® 2955U デュアルコアプロセッサーまたはそれと同等以上4 GB RAM使用可能なディスク容量 3GBBluetooth 4.0 以降 | Android 7.0 以降を実装している ChromebookGoogle Playストアへのアクセスが必要(Chromebook上のAndroidアプリ) |
レゴプログラミングSPIKEのベーシックとプライムの違いは?
レゴ® エデュケーション SPIKE ベーシック | レゴ® エデュケーション SPIKE プライム | |
対象年齢 | 小学校低学年~中学年 | 小学校高学年~ |
プログラミング方法 | アイコンブロック ワードブロック(Scratchベース) | ワードブロック(Scratchベース) テキストコーディング(Python) |
パーツ構成 | 449個ブロック、モーター、センサー、ハブを含む | 528個ブロック、モーター、センサー、ハブを含む |
対象年齢
- レゴ® エデュケーション SPIKEベーシック:小学校低学年~中学年(6~8歳)
- レゴ® エデュケーション SPIKE プライム:小学校高学年~中学・高校生
プログラボでは、レゴ® エデュケーション SPIKE プライムをメイン教材として使用しています。対象年齢は小学校高学年からとなっていますが、年齢を踏まえた難易度のカリキュラムを使用していますので幼児から小学校高学年まで広い範囲の年齢で楽しめます。
プログラミング方法
レゴ® エデュケーション SPIKEベーシックのプログラミング方法
- アイコンブロック
- ワードブロック(Scratchベース)
レゴ® エデュケーション SPIKE ベーシックでは1つのプログラミングアプリの中から上記の2つのプログラミング方式を選択することが可能です。
直観的な操作でプログラミング初心者にもわかりやすいビジュアルプログラミング言語を利用した「アイコンブロック」、プログラミング言語Scratch(スクラッチ)をベースとした「ワードブロック」では、アイコンブロックよりも細かい指示を出すことができます。
レゴ® エデュケーション SPIKE プライム
- ワードブロック(Scratchベース)
- テキストコーディング(Python)
レゴ® エデュケーション SPIKE プライムでは、Scratch(スクラッチ)などのワードブロックに加えて、昨今注目を集めているプログラミング言語Python(パイソン)を使用した「テキストコーディング」の2種類のプログラミング方法があります。
レゴ® エデュケーション SPIKE ベーシックに比べて、より高度なプログラミングを行えます。
※「テキストコーディング」について、プログラボではアドバンストコースなどの一部の上級コースで使用します。
パーツ構成
レゴ® エデュケーション SPIKEベーシック:449個(ブロック、モーター、センサー、プライムハブを含む)
レゴⓇ エデュケーションSPIKEベーシックには、基本的なブロックと電子機器が含まれているほか、下記の部品も含まれています。
- レゴ® エデュケーション SPIKE™ ベーシックミニフィギャー(minifigure)(2000719)
レゴ® エデュケーション SPIKEプライム:528個(ブロック、モーター、センサー、プライムハブを含む)
レゴⓇ エデュケーションSPIKE プライムには、下記の特殊パーツも付属しています。
- インテグレータブロック
- テクニックフレーム
- 新型タイヤパーツ
- ボールキャスター
- ビスケット
- ワイヤークリップ
- テクニックベースプレート
- 歯車
(その他、ハブとパソコンを繋ぎ、プログラムデータを転送するためのレゴ® エデュケーション SPIKE™ マイクロ USB コネクタケーブル(45611)も付属しています。)
ベーシックとプライムの大きな違いとしては、特殊パーツのほか、付属の電子パーツについても下記の違いがあります。
レゴ® エデュケーション SPIKE ベーシック | レゴ® エデュケーション SPIKE プライム | |
インテリジェントブロックまたはハブ | 1個 | 1個(45601) (ラージハブバッテリー(45610)含む) |
センサー | カラーセンサー1個 | カラーセンサー1個(45605) 距離センサー1個(45604) フォースセンサー 1個(45606) |
ライト | カラー・ライトマトリクス | なし |
アンギュラーモーター | Sモーター2個 | Mモーター2個(45603) Lモーター1個(45602) |
レゴプログラミングSPIKEの拡張セットも
レゴ® エデュケーション SPIKEプライムには拡張セット(SP45680)も用意されており、アンギュラーLモーター(SP45602)とカラーセンサー(SP45605)が1個ずつ、さらに604個のブロックパーツが含まれています。
拡張セットのモジュールやパーツを使って、さらにロボットの動きや機能を拡張できるので、より高性能なロボットを作ることが可能です。パーツについては、ラージハブ(SP45601)バッテリーやコネクタケーブル、フォースセンサー(45606)、minifigure(2000719)なども単品で購入することができるので、必要に応じて増やせるのも嬉しいですね。
また、スポーツをコンセプトとした「レゴ® エデュケーション BricQ モーション プライムセット」には、重りブロック、空気圧パーツなど、理科や物理の分野に特化した拡張パーツが含まれています。
なお、紹介してきたこれらの教材については、レゴの公式サイトの他、アフレル(afrel)のアフレルオンラインショップやナリカといった正規代理店でも購入することができます。
レゴ® エデュケーション SPIKEとレゴマインドストームEV3(LEGO Mindstorms)との違いは?
レゴ® エデュケーション SPIKEの以前のモデルとして、レゴ® マインドストーム EV3(LEGO Mindstorms)があります。今でも教育機関で活用されているものの、2021年に販売が終了しているため、後継であるレゴ® エデュケーション SPIKEへメイン教材を切り替えはじめている所も増えてきています。また、マインドストームの他にも、レゴ® WeDo 2.0といったツールもありますが、こちらも現在は販売終了しています。
プログラボでは、レゴ® エデュケーション SPIKEとレゴ®マインドストーム®EV3を併せた学習を行っています。
⇒ レゴ® マインドストーム EV3の紹介記事はこちら
レゴ® エデュケーション SPIKEとレゴ® マインドストーム EV3の違いについては下記の点が挙げられます。
プログラミング言語
レゴ® エデュケーション SPIKEはScratch、Pythonを使用しているのに対し、レゴ® マインドストーム EV3はPython、C言語、Java、mRubyと幅広い言語を使用することができます。
入出力ポート
本体の入出力ポートにも違いがあり、レゴ® エデュケーション SPIKEは各2つですが、レゴ® マインドストーム EV3の場合は各3つとなります。
また、端末との接続方法についてもレゴ® エデュケーション SPIKEはマイクロUSBケーブルなのに対し、レゴ® マインドストーム EV3はUSBケーブルとマイクロSDカードリーダーも搭載しています。
ブロックの色
レゴ® エデュケーション SPIKEに付属のレゴブロックはあっと目を惹くカラフルなカラーリングとなっていますが、レゴ® マインドストーム EV3の場合はシンプルなモノトーンカラーです。
<補足>Virtual Robotics Toolkit(バーチャル ロボティクス ツールキット)
すでに販売終了しているレゴ® マインドストーム EV3ではありますが、オンライン授業対応のロボットシミュレータ教材として、Virtual Robotics Toolkit(バーチャル ロボティクス ツールキット)というものも販売されています。PC上のシミュレーターを使い、ロボットの動きを実物同様「見える化」させたものです。
レゴ® エデュケーション SPIKEに関連する教材について
LEGO Duplo(デュプロ)® プログラミングトレインセット
「LEGO Duplo(デュプロ)® プログラミングトレインセット」は、未就学児(2歳〜5歳)向けのプログラミング・ロボット教材です。トレイン(列車)がテーマなので、乗り物が好きなお子さんにおすすめです。パソコンやタブレットを使わず、列車を動かす中でプログラミングの基礎が学べる教材となっています。幼稚園や保育園にお通いの年齢のお子さんに最適です。
プログラボでレゴ® エデュケーション SPIKEを体験しよう!
子どもたちの想像力や表現力を豊かにする学習教材、レゴ® エデュケーション SPIKE。これからの未来を担う子どもたちが実社会の問題を解決していく力を養うために、ロボティクスプログラミング教育をはじめてみませんか?
プログラボではレゴ® エデュケーション SPIKE プライムセット、および教育版レゴ®マインドストーム®EV3を活用し、生徒たちが興味を持って取り組みやすい授業を行っています。
プログラボは入会金・教材費は無料ですので、月謝のみでSTEAM教育を体験することができます。
また、プログラボでは年間を通してさまざまなイベントやロボット競技会(ロボコン)も開催していますので、これを機会にプログラミングに触れてみるのはいかがでしょうか。
無料体験・特別講座も実施中ですので、お気軽にお問い合わせください!
プログラボの特長1:レゴプログラミング教材で楽しくロボプログラミングを学べる
プログラボでは、レゴ® エデュケーション SPIKE™ プライムセット、および教育版レゴ®マインドストーム®EV3などのレゴプログラミング教材を利用して楽しくロボットプログラミングを学べます。
プログラボの特長2:月謝のみでレゴプログラミング教材を利用できる
多くのロボットプログラミング教室では、入会金やロボット購入費など高額な教材費がかかりますが、プログラボは入会金・教材費が無料で、月謝のみでレゴプログラミングを学べます。
プログラボの特長3:長く楽しく続けられる
プログラボの教室では、先生に加え、サポータースタッフが生徒さんをサポート。生徒さんがつまづいたり困ったりしているときに、やさしくアドバイスします。
また、授業に参加できない場合は、同じ週内の他レッスンに振り替えられるので、他の習い事とのバランスをとりやすく、ムリなく続けやすいのも特長です。
レゴプログラミング教材の授業を無料で体験してみませんか?
2020年より小学校でプログラミング教育が必修化され、プログラミング教材の注目が高まってきています。
プログラミング教材には、Scratch(スクラッチ)やMinecraft(マインクラフト)などさまざまな種類がある中で、レゴプログラミング教材は実際のブロックを組み立て、動かすという実感が得られ、お子さんが笑顔で夢中になれるのが特長です。
プログラボでは、レゴプログラミング授業を無料で体験できます。ぜひお近くの教室で体験してみてください。
レゴプログラミングを体験できる東京メトロ・プログラボの教室
東京メトロが運営するプログラボは東京、千葉、神奈川にスクールを開設しており、無料体験授業を開催しています。各教室の詳細、無料体験のお申し込みは詳細をご覧ください。
東京都のレゴプログラミングが体験できる教室
- 晴海校(2024年4月開校):新京成線:都バス:ほっとプラザはるみ前 より徒歩3分 ※詳細
- 目黒校:東京メトロ南北線・JR山手線・東急目黒線・目黒駅 徒歩3分 ※詳細
- 茗荷谷校:東京メトロ丸ノ内線 茗荷谷駅 徒歩1分 ※詳細
- 本郷三丁目校:東京メトロ丸ノ内線 都営大江戸線 本郷三丁目駅 徒歩1分 ※詳細
- 月島校:東京メトロ 有楽町線 月島駅 徒歩2分 ※詳細
- 晴海校:都営大江戸線 勝どき駅 徒歩20分 ほっとプラザはるみ前(バス停) 徒歩3分 ※詳細
- 葛西校:東京メトロ東西線 葛西駅 中央出口(高架下)徒歩2分 ※詳細
- 曳舟校:京成曳舟駅から徒歩1分/東武スカイツリーライン曳舟駅から徒歩3分 ※詳細
- 王子校:東京メトロ南北線 JR京浜東北線 王子駅 徒歩4分 ※詳細
- 赤塚校:東京メトロ有楽町・副都心線 赤塚駅 徒歩2分 ※詳細
- 綾瀬校:東京メトロ千代田線 綾瀬駅東口 徒歩2分 ※詳細
- 東陽町校:東京メトロ東西線東陽町駅 徒歩4分 ※詳細
- 西日暮里校:東京メトロ千代田線 都営日暮里・舎人ライナー 西日暮里駅 徒歩2分 ※詳細
千葉県のレゴプログラミングが体験できる教室
- 津田沼校:JR総武線(東京メトロ東西線直通) 津田沼駅 徒歩3分 ※詳細