プログラボでは、プログラミングスキルやロボットの操作方法を学ぶ以上に、「主体的な学び」の姿勢を身に付けてもらうことを目標としています。 「主体的な学び」という言葉自体は2020年度から施行が予定されている新学習指導要領でも触れられている内容なのですが、プログラボで大事にしている理由も含めて紹介します。
■プログラボが目指しているのは「主体的な学び」
プログラボは、“ロボットプログラミング教室”ですが、プログラミングのスキルやロボットの操作スキルを身に付けることをゴールとしているわけではありません。
もちろん、ロボットを動かすという目的のため、タブレットやパソコンの操作、ロボットの組み立てなどのスキルは最低限必要となります。ただし、それらを身に付けてもらうというよりは、プログラムを考えるための論理的思考力や、何度もロボットを試走させることで、1stepずつ課題を解決する主体的な姿勢を大事にしています。
特に主体性に関しては、質問に対して講師からすぐに答えを教えるのではなく、「どうやってやればいいと思う?」と問いを投げかけたり、途中までできたところで動くかどうかまずは試させて、動かなかったら理由を考えさせるなど、もっとも力を入れている部分です。
実際、教室に参加している子ども達も、チームメイトとああでもないこうでもないと議論しながら、何度もチャレンジしつつ、与えられた課題をクリアしようとしています。課題をクリアするのが目的でありプログラミングは手段という意識を持って取り組んでいます。そこには受け身の姿勢はなく、前のめりな姿が見られます。
◼︎プログラボではどのようにして子どもの学ぶ意欲を引き出しているのか?
どんな習い事でも、あまりに自分のレベルと合っていないと、子どものやる気を引き出すことはできません。難しすぎず易しすぎない、ちょうどいいレベルというのが非常に重要です。
プログラボでは年齢や習熟度に応じて、4つのコースを設けています。
年長〜小学2年生を対象とした「ビギナー」、小学1年生から3年生までを対象とした「スタンダードI」、小学3年生以上を対象とした「スタンダードⅡ」、さらにレベルアップした「アドバンストI」です。アドバンスドI以降も発展的なコースを用意しています。
このように、子供のレベルに合わせた授業になっているため、難しすぎてついていけないといったことがないような設計となっています。適切な難易度の課題を与えることで、子どもの学ぶ意欲を引き出しているのです。
また、プログラボでは1コースあたりの参加者は数名から多くて十数名となっています。各教室ごとに講師である室長1人だけでなく、参加者数に合わせてサポーターも加わって授業をフォローしているので、子ども達の様子をこまめにチェック可能です。
一人一人の進捗に合わせられるため、「主体的な学び」を引き出すことが可能なのです。
◼︎なぜ「主体的な学び」が必要なのか?
では、なぜ「主体的な学び」が大事なのでしょうか?
2020年度から予定されている新しい学習指導要領では、「外国語教育」や「プログラミング教育」などが充実すると言う内容で話題となっています。ただ、学習の範囲が広がるだけでなく、どのように学ぶかも重視するとされています。その学び方の一つが「主体的な学び」です。
政府広報では主体的な学びの視点を次のように定義しています。
・「主体的な学び」の視点
学ぶことに興味や関心を持ち、自分の進路や職業などの方向性と関連付けながら、見通しを持って粘り強く取り組み、自己の学習活動を振り返って次につなげるような学びになっているかという視点。
とはいえ、教育指導要領に書かれているからという理由で薦めているわけではありません。前回のブログで、「 20年後、30年後に、東京メトロ沿線に住む子ども達の中から、世界に羽ばたき、世の中を変える人材が現れることを願って 」と書きましたが、世界で羽ばたくためには、主体的に学ぶという力は非常に重要だと考えています。子ども達の未来のために、主体的な学びを身に付けてほしいのです。
そうは言っても、どのようにして「主体的な学び」を引き出しているか、本当に引き出されているのかは、実際の様子を見てみないと分からない部分もあると思います。興味を持たれた方は、まず無料体験会にお越しください。
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